意識するのはクラッチ操作のみ
教習所のバイクはクラッチ操作だけで発進できます。
なので、発進が苦手な方は、右手の操作はとりあえず置いておいて、クラッチ操作に全神経を集中しましょう。
教習所で教わる発進の方法
発進の手順として
- アクセルを捻って、エンジンの回転数を少し上げる
- エンジンの回転数を維持したまま半クラッチにする
- 車体が動き始めたらクラッチをつないでいく
おそらくこのような手順を教わると思います。
これって初心者には難しくないですか?
少なくとも私にはかなりハードルが高い操作でした。
まず、アクセルの微調整が難しい。
ちょっと捻ったつもりなのに、エンジンの回転数が一気に上がってしまう。
これにビックリして、次は恐る恐るアクセル操作をするので、エンジンの回転数が全然上がっていかない。
あれ、回転数上がらないな、と思ってアクセルを捻ると、またエンジンの回転数が上がりすぎる。
やっといい感じの回転数になって、さぁ次はクラッチ操作だ、と思ってクラッチに意識を向けると
アクセルの維持が疎かになってエンジン回転数が元に戻っている。
当然、またアクセル操作から始めて…
こんな感じでいつまで経っても発進が出来ない。
バイク教習初日の私はこんな感じで、教習が終わる頃には発進恐怖症になっていました。
しかし、二日目の指導員の一言でこの恐怖症はあっさり解消されました。
「クラッチ操作だけで発進できるよ」
半信半疑でクラッチ操作だけに集中すると、バイクがゆっくりと動き出しました。
指導員曰く
「アクセルは出ている速度をより上げる時に使う物だから、そもそも速度が出ていない発進時に使う物ではない」
との事。
教習用バイクはいろいろ特別な仕様になっているので、全てのバイクで同様の手順で発進できるのかは分かりません。
しかし、教習を通じてバイクに慣れるまではクラッチ操作に全集中で問題ないと思います。
クラッチ操作でバイクが動き始めたらアクセル操作
半クラにする事でバイクが動き始めたらアクセルを操作しましょう。
この時、アクセル操作にそこまで意識を向けなくても大丈夫です。
なぜなら、最初に挙げた手順と比べると、エンジンの回転数の上がり方が少ないからです。
その為、エンジンの回転数が一気に上がった時の大音量を聞くことがなくなるので、その後の操作を行う時に心の余裕が出来ると思います。
発進が一番多い操作
バイクの教習で一番多い操作は恐らく発進になると思います。
その発進が安心して出来るのか、不安を抱えて行うのかで教習全般に心持ちも変わってくると思います。
バイク教習に通い始めたけど発進が上手く出来ないという方に、少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
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